あまり知られていない福岡の魅力!?

ピクシブ株式会社

 もはや日本のWEBサービスにおいてpixivほど大きくなったサービスは中々ないと思いますが、これも福岡にてスタートしたサービスでした。現在は、ピクシブ株式会社が運営しており、イラストの投稿に特化したソーシャル・ネットワーキング・サービスの中では最大手となっています。

 日記や文章等といったものではなく、自分の描いたイラストと、ブックマークしたイラストそのものが利用者のプロフィールを形成していき、全てのコミュニケーションの核となっているところに独自性があります。

 今では比較的スタンダードなやり方ですが、これはイラストが趣味のプログラマーによる思いつきから始まったものでした。

福岡で暮らすには

Pixivのおこり

 Pixivを一番初めに作ったのはイラストが趣味のプログラマ・上谷隆宏でした。pixiv内でのハンドルは「馬骨」で、彼がFlickrをモデルに考案し、イラストに特化したSNSとして2007年(平成19年)9月10日にベータテスト版を公開しました。その後、アカウント数が3週間で1万を突破することとなり、個人での管理が困難になったことを主な理由として、同年10月1日よりクルーク株式会社による運営へと移っていきます。これが現在のピクシブ株式会社の始まりです。

 更に同年12月18日には大規模なリニューアルを行い、おおかた今の形のサービスとなっていました。pixivの好調を受け、2008年(平成20年)11月1日を以て、社名も「ピクシブ株式会社」へと変更し、同社の中核事業となっていくことになります。

アカウント数とサービスに関すること

 2012年(平成24年)1月時点でアカウント数400万・イラスト総数2450万枚・一日の投稿数2万5000枚・月間28.0億ページビュー。台湾・中国・アメリカ・韓国といったような日本国外からの参加者は2009年8月現在で7%です。

 同人系利用者の増加を受け、2009年(平成21年)9月18日には、漫画に正式対応しました。

 投稿・閲覧共にユーザー登録を必要とした会員制ですが、登録は誰でも可能で、他の利用者からの招待等は不要。基本的な利用は全て無料ですが、投稿・閲覧に直接影響しない、いくつかの拡張機能が使用できる有料会員「pixivプレミアム」も存在しています。

Pixivのコンセプトとは?

 pixivのコンセプトは、プロ・アマチュアやCG・アナログやジャンル等の別を問わず、ユーザー登録した利用者自身が描いたイラストを投稿し、他の利用者がそれに様々なリアクションを行うことでネットワークを形成し、コミュニケーションを図るというものです。投稿されたイラストを通じてのコミュニケーションがテーマであるため、イラストは描けない人でも受け手としてコミュニケーションに参加することが出来るようになっています。

 マイピク(友達登録)や一行掲示板等のコミュニケーションに必要な標準的な機能こそ実装されていますが、殆どのSNSに見られる日記・足跡といった一般的なコミュニティ等の機能はありません。そんな一方で、他の利用者のイラストを大きくフィーチャーできる「ブックマーク」、任意の利用者の新規投稿を容易に捕捉できる「フォローユーザー」、交流関係のあるイラスト同士を直接結び付ける「イメージレスポンス」等のイラストを主役にし、作品・作者への好意が自然に伝わるコミュニケーション機能が発達しています。

 これは特に他のSNSにも取り入れられ、様々な発展を見せていくことになります。

タグやキーワードの機能

 製作者の上谷の「イラストはジャンルで分けられない」という理念に基づいて、イラストは成人向けの性的または刺激的な表現のものを除いては、あえてカテゴリ分けを設けず、誰でも自由にキーワードを追加できる「タグ」により、柔軟かつ重層的な分類と閲覧を実現しています。

 このタグの柔軟性は、後述のようにイラストそのものを通してユーザー企画や諸々の交流が形成されるpixivの文化的特性の基礎ともなっています。

 投稿数の多いタグはマイページに「注目のタグ」等として表示されるのですが、タグ検索自体は部分一致でAND・OR・NOT検索ができるのみの最低限のものになっています。また投稿される作品は、いわゆるコミック系のイラストが多くて、アニメ・ゲームを題材にしたファンアート(二次創作)の投稿も盛んですが、それ以外にもさまざまな分野のイラストが投稿され、質・量共に渾然と混ざり合っていて、それらをタグとブックマークが縦横に繋いでいます。

イラストだけじゃ無いPixiv

 また現在のPixivはイラストだけでなく、小説やエッセイ等の文章も投稿できるようになっていて、小説投稿サイトの機能も果たしています。投稿作品をターゲットに、ミライショウセツ大賞といった新人賞も行われており、そこに存在するクリエイター達による大きなメディアミックスが期待されるSNSになっています。

Pixivの歴史

2007年(平成19年) 9月22日 初のユーザー企画「ピクシブたん」開始
2007年(平成19年) 10月1日 会員1万人到達。クルーク社による運営体制に移行
2007年(平成19年) 10月15日 ハロウィン絵の大量投稿を受け初の公式企画「pixiv HALLOWEEN」開始
2007年(平成19年) 11月上旬 このころ「描いてもいいのよ」発生
2007年(平成19年) 11月3日 不法アクセスにより、一部のイラストが削除される被害発生
2007年(平成19年) 12月18日 リニューアル実施。ブックマークが中核的機能に
2008年(平成20年) 1月 「P:D」(8日)、「ゴールデンロア」(9日)、「pixivファンタジア」(28日)、「ぴくがく」(30日)が相次いで大流行し、交流文化の礎が完成
2008年(平成20年) 2月3日 Twitterでの運営情報提供、要望対応を開始
2008年(平成20年) 4月 「雑誌表紙ジェネレーター」等、イラストをジェネレータで加工し、投稿する遊びが流行
2008年(平成20年) 7月 初の賞品付き企業タイアップ企画「pixiv七夕祭り」実施
2008年(平成20年) 9月10日 ユーザー企画「ピクシブたん」を公式企画化し、pixiv1周年イベントとした応募作に書かれた言葉「お絵かきは楽しす」は、以後のpixivのキャッチフレーズに。
2008年(平成20年) 9月15日 イメージレスポンス機能導入。「イメージレスポンス用素材」等のテンプレ遊びが発生
2008年(平成20年) 10月1日 初の周辺サービス「drawr」リリース
2008年(平成20年) 10月24日 タグ編集が記名化され、匿名領域はおおかた一掃される
2008年(平成20年) 11月1日 運営企業が「ピクシブ株式会社」に改名し、専業体制に
2008年(平成20年) 12月1日 - 12日 負荷激増のため、一時的に招待制を導入
2008年(平成20年) 12月30日 会員50万人に到達。この頃の月間PV5億、1日の投稿1万枚
2009年(平成21年) 2月27日 - 3月1日 初の公式オフイベント「pixivフェスタ」を実施。同じ頃、投稿作品を集めた公式アートブックとDVD刊行
2009年(平成21年) 3月20日 - 5月10日 ユーザー企画「pixivファンタジアIII」、50日間で23000枚が投稿される空前の規模となる
2009年(平成21年) 4月1日 プレミアム会員とポイントサービス開始。全イベント対応のイベントコミュニティ機能公開
2009年(平成21年) 4月20日 広報WEBマガジン「ピクシブ通信」開始
2009年(平成21年) 4月23日 ライブドアと提携し、「pixivブログ」開始(2012年2月29日まで)
2009年(平成21年) 6月26日 会員100万人に到達
2009年(平成21年) 7月16日 メンテナンス中のお遊びだったTwitterマッシュアップサービス「drawtwit」、好評のため正式サービスに
2009年(平成21年) 9月18日 漫画投稿機能が実装され、イラスト特化SNSから正式に路線を転換
2009年(平成21年) 12月15日 お絵かきチャットサービス[pixivチャット]を開始
2010年(平成22年) 1月5日 会員150万人に到達。この頃の月間PV10億
2010年(平成22年) 5月22日 会員200万人に到達。この頃の月間PV15億
2010年(平成22年) 7月20日 初の大規模リニューアル。データセンターを借り、さらなる規模拡大へ
2011年(平成23年) 3月29日 会員300万人に到達。この頃の月間PV23億
2012年(平成24年) 1月28日 会員400万人に到達。この頃の月間PV28億
2012年(平成24年) 9月6日  会員500万人に到達。この頃の月間PV33億
2013年(平成25年) 1月30日会員600万人に到達。
2013年(平成25年) 5月24日会員700万人に到達。
2013年(平成25年) 8月14日会員800万人に到達。
2013年(平成25年) 11月20日会員900万人突破。突破に伴い、一部機能を無料会員に開放。
2014年(平成26年) 2月22日会員1000万人達成。(サービス開始から2357日間)1000万人達成記念に有料会員の機能(人気順)を3月2日まで、無料会員に開放しました。
2014年(平成26年) 5月24日 1100万人を達成。サービス開始日から2448日目。
2014年(平成26年) 8月14日 1200万人を達成。サービス開始日から2530日目。
2014年(平成26年) 8月26日 Pixivが京都精華大学、神戸電子専門学校と提携。
2014年(平成26年) 12月6日 1300万人を達成。サービス開始日から2644日目。
2015年(平成27年) 3月16日NTTドコモがPixivで「ドコモメール」の公式キャラクター応募コンテストが行われます。
2015年(平成27年) 3月27日1400万人を達成。サービス開始日から2755日目。
2015年(平成27年) 7月6日1500万人を達成。サービス開始日から2857日目。
2015年(平成27年) 10月15日1600万人を達成。サービス開始日から2984日目。

pixivプレミアムについて

 Pixivプレミアムは4月1日に導入された有料会員サービスです。プレミアム会員は「pixivの運営にご協力いただけるサポーター」と定義されていて、その為プレミアム会員になろうともpixivの基本機能には当初はほとんど変化がなく、pixiv点の給付と手数料優遇があるほか、pixiv主催のイベントでの優待、後述のイベントコミュニティの設置権、キャプションの改行、ブログパーツのカスタマイズ、モバイル版でのメッセージ受信や高画質イラスト表示等のささやかな特典でした。

 その後、プレミアムの特典は順次拡大されていて、2014年7月現在では以下の特典があります。

プレミアム特典について

  • 再投稿(イラスト等への評価を保持したまま差し替えが可能)
  • ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」使用権(月々1000pixiv点で貸与)
  • ペイントソフト「IllustStudio for pixiv」使用権(月々1000pixiv点で貸与。Microsoft Windows版のみ)
  • アクセス解析
  • マイピク新着イラストの表示選択
  • マイピク、フォローユーザーのフォルダ分け(相手には通知されない)
  • 非公開登録したお気に入りユーザーの最新投稿を表示
  • マイピク、お気に入り新着上限の緩和(一般2000枚、プレミアム5000枚)
  • 3日分の閲覧履歴
  • 混雑時の優先閲覧権
  • 広告非表示設定(PC版は一部の広告は残る)
  • 作品サムネイルの強調表示(オレンジ色で区別)/非表示設定
  • 作品の人気順(ブックマーク数順)検索
  • ブックマークのメインページ設定で特定のタグを設定できる
  • pixiv主催のイベントでの優待
  • イベントチェックリストの製作(モバイル版でも可能)
  • イベントコミュニティの設置権
  • pixiv点の給付(月々2000pixiv点)
  • プロフィールのカスタマイズ
  • プロフィール画像にアニメーションGIFを指定可能
  • pixivチャットの利用可能時間優遇
  • 提携印刷企業での同人誌印刷割引

pixivフェスタとは?

 pixivフェスタは、事務局が実施する展覧会形式のオフイベントです。2009年(平成21年)2月27日から3月1日にかけて、原宿デザインフェスタギャラリーで行われた第1回は、応募者から抽選で選ばれた145名がデジタル入稿したイラストをA1サイズに出力して展示し、来場者はそのイラストにシールとペンで直接「評価の☆」「タグ」「コメント」を付けるというインタラクティブなものであった。会場にはクレヨンと画用紙で絵を描いて、壁等に貼り付け展示できる「リアルdrawr」等も設置されました。おおかた同内容で、副次開催されています。第3回からは、原宿デザインフェスタギャラリーのEAST・WESTの両館を貸し切って行われ、出展者も数も270名に増えた。また、第3回以降pixivフェスタを年2回開催すると発表されました。

第1回 2009年(平成21年)2月27日-3月1日
第2回 2009年(平成21年)7月11日-12日
第3回 2010年(平成22年)6月12日-13日
第4回 2010年(平成22年)10月16日-17日

関連本・DVD

公式

  • pixiv girls collection ~ピクシブガールズコレクション コアマガジン、2009年2月28日。
  • pixiv girls collection 2010~ピクシブガールズコレクション2010 コアマガジン、2010年2月27日。
  • pixiv girls collection 2011~ピクシブガールズコレクション2011 コアマガジン、2011年3月31日。
  • pixiv年鑑2009 オフィシャルブック エンターブレイン、2009年8月24日。
  • pixiv年鑑2010 オフィシャルブック エンターブレイン、2010年8月20日。
  • pixiv年鑑2011 オフィシャルブック エンターブレイン、2011年9月30日。
  • pixivFANTASIAIII 公式イベントビジュアルブック エンターブレイン、2009年11月12日。
  • Quarterly pixiv vol.1 エンターブレイン、2010年5月28日。
  • Quarterly pixiv vol.2 エンターブレイン、2010年8月27日。
  • Quarterly pixiv vol.3 エンターブレイン、2010年12月10日。
  • Quarterly pixiv vol.4 エンターブレイン、2011年3月28日。
  • Quarterly pixiv vol.5 エンターブレイン、2011年7月11日。
  • Quarterly pixiv vol.6 エンターブレイン、2011年9月28日。
  • (DVD)EXIT TUNES PRESENTS pixivの殿堂 EXIT TUNES、2009年3月4日。

非公式

  • pixivで学ぶイラストテクニック集 晋遊舎、2008年12月10日。
  • pixivイラスト完全ガイドフリーソフト徹底活用! アスペクト、2009年3月26日。

イベント出展

コミックマーケット75

  • ピクシブたんイラスト集
  • PixivFANTASIAII MEMORIAL BOOK

コミックマーケット76

  • 東方朧画録
  • pixiv cv illustrations 3冊セット特別収納BOX付
  • first number ~pixiv 初音ミク illustrations~
  • twins in the mirror ~pixiv 鏡音リン/レン illustrations~
  • time go round ~pixiv 巡音ルカ illustrations~
  • pixiv girls collection "future to future"
  • pixiv boys collection

コミックマーケット77

  • ピクシブたんイラスト集vol.2
  • BLACK★ROCK SHOOTER~Flow My Tears, the Girl Said
  • 東方星蓮船画集
  • 2010年週めくり卓上カレンダー 東方幻彩暦
  • 第七回博麗神社例大祭
  • 画集「春宴繚乱帖」
  • 掛け軸風ポスター「春宴繚乱絵巻」

コミックマーケット78

  • pixiv girls collection ~ENDLESS SUMMER~
  • pixiv×Key ILLUST COLLECTION
  • 東方冥画録 pixiv東方画集vol.4
福岡で暮らすには
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今や欠かせないサービス

 Pixivは今やイラストレーターや同人漫画家にとって欠かせないコミュニケーションサービスとなっています。特に最近では小説に関しても力をいれており、イラストレーターと小説家によるコラボレーションなども大いに期待されています。特に小説に関しては独自の新人賞も行っているなど今後の展開に期待が持てそうなSNSになっています。